かみすき屋台 | 森になる建築プロジェクト
かみすき屋台プロジェクト
「かみすき屋台」は、竹中工務店が大阪・関西万博2025で展開した「森になる建築」プロジェクトから生まれた取り組みです。かみすきの工程を可動式の屋台へと落とし込み、誰もが気軽に参加できる移動型ワークショップの実現を目指しました。
TAIYAは、本プロジェクトにおいて屋台の設計・制作を担当しました。フェーズ1では、自作の屋台を活用したパイロット版を設計・製作し、生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪や竹中工務店の展示イベント、宮城県南三陸町ののぞみペーパーファクトリーへ持ち込み、さまざまな環境で使用実験を実施しました。特に福祉の現場では、障害のある方々やスタッフとともに検証・改良を重ね、使いやすさや作業動線、安全性を見直しながら本製作へとつなげました。障害の有無や年齢を問わず、大人も子どもも同じ場でものづくりを楽しめる、インクルーシブな屋台として設計されています。
また、屋台は各地へ持ち運べるよう、パーツごとに分解・組み立てが可能な構造を採用しました。コンパクトに収納・輸送できるため、輸送コストを抑えながら、学校や福祉施設、公共施設、イベント会場など、さまざまな場所でかみすきワークショップを開催することができます。
完成した屋台は、大阪・関西万博2025「森になる建築」の会場で実際にかみすきワークショップに使用され、多くの来場者が建築づくりに参加しました。万博閉幕後は、南三陸町ののぞみペーパーファクトリーへ寄贈され、現在もかみすきワークショップや地域交流の場で活用されています。一つのイベントのための屋台ではなく、地域に根付き、使い続けられる道具として、人と人、人と地域をつなぐ役割を担いながら、新たな活動へと受け継がれています。
タイトル:かみすき屋台 | 森になる建築プロジェクト
場所:大阪・関西万博2025
クライアント:株式会社竹中工務店
用途:移動式ワークショップ屋台
イベント・広報企画ディレクション:株式会社ワイキューブ・ラボ
グラフィックデザイン・ディレクション/イベント・外装紙ディレクション:UMA / design farm
外装紙・かみすき屋台監修:HUMORABO
外装紙制作:のぞみ福祉作業所/NOZOMI PAPER Factory
かみすき屋台 設計・制作:TAIYA
設計協力:ウチソトノ
制作協力:村木勇斗(プラモ家具)
撮影:Ami Harita